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心理学と旅

「内向型を強みにする」書評

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こんにちは!冨田です。

今回はマーティ・O・レイニーさんの著書「内向型を強みにする」を読んで、内容の紹介と思ったことを書きます。

 

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今の世の中では外向型の方が望ましいとされ、評価されることが多いです。

そんな社会で内向型は「生きにくい」部分があると思います。

 

「大人数の集まりが苦手」「いろいろ考えすぎてしまう」といった悩みを持つ方に知ってもらいたい内容です。

 

 

内向型とは

 

エネルギーの補給源

本書によると、世の中の75%は外向型なのだそうです。

外向型人間は、さまざまな活動や人や場所といった外の世界からエネルギーを得ています。

その一方で内向型人間はアイデア、感情、印象といった自身の中の世界からエネルギーを得ています。

 

例えるなら内向型の人は充電型のバッテリーに似ています。

外の世界ではどんどんエネルギ―を消費しているのです。

だから、エネルギーを補給するには、充電するために休息をとる必要があります。

 

外向型の人はソーラーパネルに似ています。

ひとりでいることは雲の下で生きているようなもので、元気がありません。

エネルギーを生むためには太陽、つまり外で人と交わる必要があります。

 

生まれつき脳のしくみの違い

なんと内向型と外向型では脳の仕組みが違うのです。

私も驚きました。

 

簡単に言えば、刺激に対する感受性が異なるのです。

内向型は刺激に対する感受性が高く、刺激が多すぎると疲れてしまいます。

外向型は刺激に対する感受性が低く、どんどん強い刺激を求めます。

 

もちろん、脳の仕組みだけで性格が決まるわけではなく、今までの環境や経験もあなたの性格を作っています。

そのため現在の心理学では性格は変えられると考えられています。

 

しかし脳の構造までは変えられません。

内向型の脳の人が、無理に外向型の振る舞いを続けていると、疲れてしまうかもしれませんね。

 

あなたは内向型なのか外向型なのか

ここで、チェックしてみましょう。自分に近いのはAかBどちらのリストでしょうか。

 

A

  • 物事の中心にいるのが好きだ
  • 多様性を好み、単調だと飽きてしまう。
  • 大勢知り合いがいて、その人たちを友達だと思っている。
  • 相手が知らない人でも、おしゃべりをするのは楽しい。
  • 活躍のあとは高揚し、もっと何かしたいと思う。
  • 前もって考えていなくても、話したり行動したりできる。
  • たいていは元気いっぱいだ。
  • 聞き手になるよりも話し手になるほうが多い。

B

  • 自分ひとりか、二、三人の親しい友達とくつろぐほうが好ましい。
  • 深く付き合っている人だけを友達だと思っている。
  • たとえ楽しいことでも、外で何かしたあとは、休息をとる必要がある。
  • 聞き役になることが多いが、自分にとって重要なテーマについてはたくさん話す。
  • 無口で冷静に見え、観察するのが好きである。
  • 話したり行動したりする前に、考えることが多い。
  • 人前で、または、プレッシャーがかかったときに、頭が空っぽになったことがある。
  • せかされるのは好きではない。

 

 

どちらのリストがあなたをより的確に表しているでしょうか?

Aならばあなたは外向型、Bならばあなたは内向型です。

 

ただ「両方のリストのいくつかが当てはまる」という人も多いと思います。

人は自分の性格の逆の側面もあわせ持っているものですから。

 

ゆえに、内向か外向の両極だということはめったになく、どちらかといえば○○型、と考えた方がいいと思います。

 
そのため「外向型だけど、内向型の部分もある」という方にも、この本は役に立つと思います。
 
 

内向型の強み

 

内向型の人はあまり自分を主張せず、アピールが下手な部分があります。

そのため周りから誤解されることが多いと思います。

 

しかし、内向型にもたくさん長所があるのです。

内向型でも充分に成功を掴むことができます。

 

内向型の有名人は多く、

エイブラハム・リンカーン(アメリカ合衆国第16代大統領)

マイケル・ジョーダン(バスケットボール選手)

トーマス・エジソン(発明家)

などがいます。

 

彼らが脚光を浴びることは、エネルギ―を大量に消費することだと考えられます。

しかし、自分の強みを活かし、成功を手にしたのです。

 

 

内向型は世の中に、何を与えられるのでしょうか。

 

著者は、内向型が所属する集団に与える重要な特性として、

 

深く見つめる能力

 

世の中のペースを少しだけ落とす力

 

枠にとらわれず考える力

 

などを挙げています。

 

内向型人間は慎重で思慮深いです。

外向型人間がいきすぎた行動、リスクが高い行動をしようとしたときにstopをかけることができます。

 

その一方で内向型人間は必ずしも周りに合わせようとしないため、クリエイティブな力を発揮し、独創的なアイデアを出すこともできるのです。

 

自分の内向性を大切に育てよう

 

多くの社会で、せわしなく駆け回り人と交流することは評価されています。

しかし、内向型人間はそのようなやり方は向いていません。

すぐにエネルギーがなくなってしまうからです。

 

内向型人間がより良く生きていくためには

エネルギーをセーブし、休みをとることが大切です。

 

外向的な世の中でつい頑張りすぎてしまうことはありませんか。

 

エネルギーがなくなってしまう前に、休憩をとりましょう。

例えば、パーティの間にトイレで一人の時間を作ったり、途中で帰ったりといった方法があります。

 

また、自分のエネルギーは充分か自分の心に聞いてみてください。

人と会う予定を入れすぎてはないでしょうか。

予定を調整し、一人になりエネルギーを補給する時間を取ることも大切です。

すると、外の世界でも高いパフォーマンスを発揮することができるのです。

 

「ずっと家にいたい」という方もいると思います。

しかし、たまに自分の「快適ゾーン」から一歩踏み出して、外に出てみると

新たな発見があったり、軽やかな態度を身に付けることができます。

 

 

 

内向型と外向型、どちらも良い部分があり、世の中に必要です。

もっともっと、お互いに助け合うことができたら素敵だと思います。

 

本の紹介は以上です。

 

「Quiet 内向型人間の時代」の著者スーザンケインのTEDTalksもおススメです↓

www.youtube.com

 

P.S.私の変化

私は自分の内向的な部分がずっと受け入れられずにいました。

 

「なんで大人数の中にいると、いつも通り喋れないんだろう」

 

「自分は周りみたいに表情豊かじゃないな。」

 

と、気にしていました。

 

でもこの本を読んで共感できる部分がたくさんありました。

「友達付き合いは深く狭く」

「遊びに出かけるのは楽しいけど、その後には休憩が必要」

「自分ばかりが時間をとってはいけない、と発言を遠慮する」

などです。

 

同時に、自分が劣っているのではなくただ内向的なだけ

ということを知りました。

 

「脳の違いなら、しょうがない部分あるな~」と思いました。

内向型人間でも活躍できること、幸せに生きていけることを学びました。

 

そして「内向型人間だからこそ自分を主張してみよう」とブログを書き始めました。

アピールするのは下手ですが、自分にとって大切なことなんだと気づきました。

 

本を読むという小さなきっかけで、私の悩みは薄れていきました。

このブログも誰かの小さなきっかけになったら嬉しいです。